長男の誕生日の日に
2017.3.24
今日は長男の誕生日。
小さい頃は、手作りケーキ焼いて、ご馳走作ってお祝いしていたけど、もう大きすぎるほどに成長したから、特にお祝いはしていない。
でも、気持ちだけケーキは買っておく。
今年は、イートインスペースのある近所の美味しいパン屋さんで見つけたプリン。白い卵型のケースに入っている。
これを母との買い物の時に買い、母はそこでパンを買ったが、美味しいからペロリと食べてしまった。『夕飯に響くから、半分にしておこう』と言ったのに…それほど美味しいパン屋さんなのだ。
夕方、ハリ治療から一旦家へ戻り、食事に行こうとしたら長男と玄関でバッティング。
相棒が夕飯に誘い3人で牛タンを食べに行った。とても気に入ったらしくムシャムシャと良い食べっぷり。
この前長男と外食したのは、仕事をクビになった後だったから、今から3ヶ月くらい前。その頃に比べて表情も明るくなり、会話も楽しめ、食欲旺盛になった姿を見て安心した。
そして、もうひとつ。
この日、次男から一緒に起業した会社を辞めたいと言われた。
とても深い事情があった。私的には息子と仕事が出来なくなるのは残念だったけど、ほかにやりたい事もあるようで…
役者になりたいらしい。
ダンスをやったり、役者に憧れたり、華やかな舞台?が好きなのかな?
実は私も若かりし頃、アイドルに憧れていた。
本気でなりたいと思っていた矢先に、某有名レコード会社から案内通知が届いた。
私が歌手になりたいのを知った友人が、自分の分と一緒に問い合わせをしたらしい。
どこかで私を見つけてくれたレコード会社の人がいるのだと思い違いしていたから、真実を知りがっかりしたものの、それでもやる気満々でレコード会社の人から電話がかかってきた時にその熱意を伝えた。
後日、両親の返事を聞かせてほしいと言われ電話を切ったが、後にかかってきた電話に出た父は一方的に電話を切り大喧嘩になった。
『やってもいいって言ったじゃん❗️』
『冗談だと思ったんだ❗️』…
諦めきれず怒り狂っている私に父がトドメの一言。
その言葉にプライドも自信もズタズタにされて、結構未だに根に持ってるかも 笑笑
その頃の父と同世代の年齢になり、親の気持ちが理解できる今となっては、私を思っての事だったと思えるし、母曰く、職業的(地位)に世間体もあったんではないかと。それも理解できる。
ただ、本気でやりたかったことを出来なかったシコリがずっと何十年経った今でも消化されずに残ったまま。
離婚した頃は、“もし人気アイドルになっていたら、芸能界に復帰して儲けていたかも…”なんて頭をよぎったりもした。
だから、自分の息子たちには、まずやりたい事はやって欲しいと思っている。物になるかならないかは、自分で決めることだから。
父が私に注いでくれたもの。
私が息子たちに注いでいるもの。
形は違えど、愛情に変わりはない。
だから、その夢を応援することにした。
ガンバレ、息子よ❗️