父と母の想い
ビジネスホテルの近隣散策から戻り、実家へ電話。医師から話されたことを伝えました。
腫瘍が無くなるわけでも、耳が聞こえるようになるわけでもなく、腫瘍増大の進行を止める治療だと知ってショックを隠しきれない父と母。
『悪性ではなく、良性なんだな!』
と言った父の言葉からは、計り知れないほどの心配が伺えました。
そして、
『今まで休む暇なく働いてきたんだから、のんびりしてきなさい』
と言った母の一言の中に溢れている優しさを感じました。
ママは、私の苦労を察してくれていたんだね。
私の両親は、決してお喋りなタイプではありません。
だからこそ、誤解してしまうこともあったけど、それでも、2人の言葉や態度の中には、沢山の愛情や想いが溢れていることを私は幼い頃から感じ取っていました。
ごめんね、離婚したり、病気になったり、パパとママには心配ばかりかけてるね。
親不孝ばかりしているね…
でも、見てて。
私は奇跡を起こすよ。パパ、ママ。
大丈夫!
息子達のためにも頑張るよ!