負けるもんか! Emiの聴神経腫瘍・三叉神経痛・顔面神経麻痺の記録

聴神経腫瘍・三叉神経痛・顔面神経麻痺を患い、肋間神経痛・頻脈もある私の備忘録。

父の入院〜その⑤ 溢れる涙

 

仕事休みで、その日もいつものように実家へ向かっていました。母と一緒に父のお見舞いへ行くために…

 

車のラジオから流れてくる耳馴染みのない歌を聴いているうちに、自然と涙が溢れて止まらなくなりました。

 

後から調べてみると、大原櫻子さんの『キミを忘れないよ』という曲でした。ラブソングなのですが、父との想い出が重なってしまい、私にはまるで父からのメッセージのように聞こえていました…

 

私が生まれる前、父の仕事で両親と姉はアメリカで暮らしていました。数年後、私の出産のために母と姉は一足先に帰国し、私が生まれた約1ヶ月後のある夏の日、アメリカから帰ってきた父は、その時のことをよく、こう語っていました。

 

『初めて顔を合わせた時、まだ生まれたばかりのEmiがパパを見て笑ってくれたんだよ。あの笑顔は可愛かったな〜。今でもハッキリ覚えているよ。』と。

 

 

つないだ手の愛しさが
たぶん恋だということに
まだ気づかない夏の始まり
さあ 手をつなごう
キミの笑顔が
消えてしまわぬように

ひまわりのような
女の子を見つけたんだ
楽しいことが たくさん
起こりそうな予感がしたよ
歩道橋の上から
眺めた夕焼けも
教えてくれたキミの夢も
ずっと忘れないよ

 

つないだ手の温もりが
思い出になることさえも
まだ気づかない
夏の始まり

さあ 手をつなごう
キミの涙が
こぼれ落ちないように

おひさまみたいな
女の子に出逢ったんだ
うれしいことが これから
始まりそうでわくわくしたよ
おそろいで浴衣着て
見上げた花火も
探してくれたボクの夢も
ずっと忘れないよ

つないだ手のやさしさが
なつかしい記憶になると
まだ気づかない
夏の始まり

 

もっと
手をつなごう
キミがさよなら
なんて言わないように
もっと
手をつなごう
ボクの涙が
キミに見えないように
さあ
手をつなごう
キミの笑顔が
ボクの宝物だから

 

 

今でもこの歌詞を見るだけで涙が出てしまいます。

 優しかった父を思い出して…

 

f:id:healthy262:20180308180942p:image

 

f:id:healthy262:20180308181007j:image