そんなある日、仕事中にお客様に呼ばれ接客についたとき、酷い痛みに襲われた。
顔を押さえながら、お客様にお詫びしてその場を離れ、店長に接客の続きをお願いしてストックルームへ駆け込み、テグレトールを規定量より多めに飲んだ。
まだ薬の時間じゃなかったけど、あまりの痛さに飲まずにはいられなかった。
そのまま心が折れ恐怖に支配されてしまった為、仕事を早退させてもらった。
その次の出勤日の朝、朝食中に痛みが走り、完全に足がすくんでしまった。
痛みが怖くて怖くて、支度ができなくなってしまった。
何とか弱々しい声で店長に電話をし、その日からしばらく欠勤させてもらうことにした。