術後1日目〜個室で(手記を元に)
CT終了したあと、そのまま入院棟へ。
一昨日の入院初日は大部屋だったけど、今度は個室だった。
(この写真は引用したもので実際の部屋とは異なります。)
荷物は全部運び込まれていたし、部屋には仄かに良い香りがした。患者が快適に過ごせるようにと、病院側のお心遣いが伝わってくる。色々ありがとうございますm(_ _)m
食事は全かゆと汁物。何となく食欲がなく、この日は昼夜とも食べられずに汁物を数口だけいただいた。
だけど、うまく飲み込めない。三叉神経痛の減圧術で恐らく痛みはなくなったはずだけど、上前歯の裏にあったトリガーポイントに舌や食べ物が触れないように飲み込んでいた習慣がついたまま。身体が覚えてるんだなぁ。
そして、そこに触れるのが怖かった。上前歯裏のトリガーポイントに触れた時の痛みの恐怖が拭い去れていないから。これも、身体が覚えてるんだなぁ。
でも、まあ、仕方ないか。昨日の今日だもの。
発病してからしばらくの間、ずっとこの食べ方をしてきたんだから。少しずつ慣れていくはず。恐怖感も少しずつ薄れていくはず。
それと、顔面神経麻痺になった左半分は、今までと全く別物になっていて動かない。
舌は不思議なくらいキッチリと真ん中から痺れてるし、動きが悪い。
頰、口の周り、唇、顎も痺れた感じ。
特に口の辺りは、例えるなら、歯科の麻酔をした時みたいに感覚がない。
そんな訳だから、朝、先生が様子を見に来てくれて、あと少しだけ今まで飲んでいた三叉神経痛薬『テグレトール』を飲むように言われたけど、固形物が怖くて飲めない。
『喉はきちんと動くはずだから飲めるよ。大丈夫。』と言われ、恐る恐る飲んでみた。
怖かったし、麻痺で閉じなくなった口からは水が漏れたけど何とか飲むことができた。そして、少〜しだけ固形物をのみ込む自信がついた気がした。
午後、先生と看護師さんが来て、『立ってみよう』と言われた。
【え?術後半日しか経ってないのに⁉️】
それでも言われるまま、先生と看護師さんに両脇から支えてもらい立った。
『ゆっくりでいいからね』
傷口は痛いし、ふらつくし (;´д`)
なんてこった(;´д`)
『立てましたね〜。じゃあ、その場で足踏みしてみて。』
げげげ‼️
この期に及んで足踏みまで⁉️
スパルタだー‼️
私、つい数時間前に12時間に及ぶ大手術が終わったばかりなんですけど〜(-_-;)
あら(・Д・)?
意外とできちゃうかも(*´艸`*)
頭の手術って、身体は元気ってこと⁉️
術後から足にはめていたフットポンプ。
先生はこれをできるだけ早く外したいらしい。
『音がうるさいし、邪魔でしょ?』
でも、ここ数ヶ月で病気に対して妙に臆病になっていた私は、万一血栓で何かが起きたら…と考えるだけで怖気付いていたので、
『これやってると安心するからまだ外したくない』
と主張 ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
先生は笑顔で、
『じゃあ、もう少しだけ付けておきましょうか』
ホッヽ(´▽`)/ 良かった〜♬
夕方、相棒が来てくれた。
『どうだ?』
まだ、ゆっくりとしか話せないけど少しだけ今日の出来事を話した。
それより、
『私の手術長かったから疲れたでしょ?』
と聞くと、手術開始後しばらくして婦長さんが長丁場になりそうだから、一旦帰宅した方が良いと言いに来てくれたんだそう。
そして、手術が終わり、連絡をもらい、また病院まで来てくれた事を知り、凄く凄く大変な思いをさせてしまったのに、いつも通りの笑顔で接してくれる相棒に脱帽。
本当にありがとう。
しかーし❗️
傷口が痛くて何度もナースコールで枕の位置を変えてもらった。
『この辺でいい?』
と聞かれても、痛くてどこがいいのかよくわからず、何度も何度もやってもらったがしっくりこない…
頭に角材を強く押し当てられてるような感じが拭えず、
『頭の下に何か硬いものが入ってるんですか?』
と、疑問に思っていた事をとうとう聞いてしまった。
『入ってないよ。バスタオルを丸めて入れてあるだけ。』
え?バスタオルだったの?
私はてっきり角材みたいに硬いもので、頭の傾きを調節してるのかと思ってた。
なんか、またまたホッとしちゃった感じ。
痛かったのは、角材(バスタオル)じゃなくて傷口が腫れてるからだったんだ。
今夜は眠れるかなぁ。