術後3日目〜5日目〜誕生日
2016.7.19
6日前、母の誕生日にとても親不孝な『入院』というプレゼントをしたばかりの私が、今度は自分の誕生日を病院で迎えることになった。
こんなに痛くて、こんなに変な顔をした誕生日は生まれて初めてだ。
友人たちには、この日、今の自分の状況を告白した。病気のことは言っていたけど、手術や顔面神経麻痺の事は伏せていたから。
友人たちとはグループLINEをしていたが、その中に最近リハビリセンターへ転職した友人がいて、色々調べてくれるとのこと。
このタイミングの良さに、『シンクロ』を感じた。
スマホの画面が眩しくて、あまりやり取りできなかったけど、みんな、ありがとね♫
相棒がお見舞いに来てくれた。
『Emi、お誕生日おめでとう。はい。これ。お母さんからの差し入れ。Emiちゃんに持って行ってあげてだって。』
『えーーーー❗️こんなに⁉️』
チーズが入った小さな食パンやモンキーバナナなどなど、沢山の差し入れ。
昨日、相棒と買い物へ行き、買ってくれたんだって。
『沢山食べて、早く元気になってもらわないとって言って買い物かごにポンポン入れてたよ。』
『まだ食事はお粥やみじん切りがほとんどだから、食べられるかな〜?でも、せっかくだからチャレンジしてみますか❗️』
恐る恐る親指ほどの小さなモンキーバナナをゆっくりとよく噛んで飲み込んでみた。
『食べられたーーーー ψ(๑'ڡ'๑)ψ』
そして、チーズパンも食べてみた。
『食べられたーーーー ψ(๑'ڡ'๑)ψ』
相棒も喜んでくれて、更に私の食欲に火がついてしまった。
ん〜。
食べられるって幸せ (*´v`*)♡
そして、相棒と娘の誕生日を忘れずに相棒に言付けてくれた母にありがとう。
でも、相棒や母や友人たちからのお祝いの言葉にふと気付いた。
「生きてて良かった」
14日の手術に失敗していたら、この日、この時、皆からのお祝いの言葉を聞くことは二度となかったんだ。
だから、母が私を産んでくれたこの日に、特別な感情を抱いたのも事実。
自分の命の重み…
ハッピーバースデー 私〜 ʕु-̫͡-ʔु”