相棒の優しさ
2017.3.5
朝、一階へ降りていくと母と長男がコタツで寝ていて何だかホッコリした様子に思わず笑みがこぼれた。
顔面神経麻痺は、ずーっと顔半分に何かが張り付いているような違和感や、特に寒い日は強張りがある。
だから、マッサージをすると少し楽になるんだけど、今持っているコロコロはなんとなくしっくりこない。
ひとつは友人が快気祝いにくれたバスグッズの詰め合わせの中に入っていたもので、木製だからチクチクするような…
もうひとつは、それがしっくりこないから相棒が買ってくれたけど、これも木製だからチクチクするような…
と言うわけで、またコロコロ探しに付き合ってくれた。
出かける度に探しているが、なかなかコレ❗️という物に巡り会えないでいる。
今持っているふたつは、ローラー部分がふたつ付いているので、力が二等分に分散し、マッサージしたい箇所へピンポイントで力が入らないから、ローラーがひとつでチクチクしない素材のものが良いな〜。
車で20分ほどの場所にあるショッピングモールに行き、相棒と二手に分かれて探し始めた。
そしたら、ありました❗️
良さそうな形状と素材のものが❗️
ちょっとまた話がずれてしまうけど、このブログで何度かお話している潜在意識。
ここに思いが届くと願いが叶うらしいが、私の潜在意識にコロコロ探しの願いが届きました❗️って感じです。
さてさて、素材や使用感はいかに…
これは次回お話ししまーす。
そしてもうひとつ、相棒へ感謝。
相棒が私の執刀医からお願いされていたことを聞いた。
難しい手術だったのは間違いないけど、執刀医も私が外科手術を恐れていた理由『顔面神経麻痺』になるとは思わなかったようだ。
外科手術に伴うリスクの説明も受けたけど、執刀医が、
『絶対大丈夫。僕に任せてください』
と自信満々で言っていたし…と言うより、誰一人予想だにしていなかった。
術後の私の姿を見る前、相棒は医師からこう告げられていた。
『手術は成功しましたが、Emiさんが恐れていた顔面神経麻痺になり、大変申し訳ない結果になってしまいました。女性として、顔が変わってしまった事実を受け止めるのは酷だと思います。どうか、支えてあげてください。』と。
私はこの話を術後数ヶ月経ってから知った。
私の顔を初めて見た時に相棒が受けたショックと一緒に…
入院中、いいと言っても毎日来てくれたお見舞いも、毎日送ってくれた面白い写真も、退院後、毎日気分転換に連れ出してくれた事も、全部先生との約束の元、私のために時間を割き、私のために笑わせたり楽しませてくれていた想いの深さを、この告白によって悟った。
相棒が一緒に住んでいなかったら、恐らくほぼ一日家にこもり、変わってしまった顔を見ては涙を流す生活を送っていたかもしれないと思うと、相棒の想いに胸がジーンとする。
この想いに応えるために、元気でいなきゃね。
ありがとう。相棒。
私、頑張るね ₍˄·͈༝·͈˄₎◞ ̑̑ෆ⃛