1年を振り返り
顔面神経麻痺になって早1年5ヶ月。今年も色々あったな〜。
麻痺ホヤホヤの頃より良くなってきつつあるものの、まだまだこの顔に対してのメンタル面の強化はできていない。
目と口の神経がくっつくというマジックみたいなありえない事が起きてしまったお陰で、どちらかを動かすともう一方が反応して、瞬きをしたり食事をしたり会話をすると歪んでしまう。その顔を見られるのはちょっとな〜 (*´Д`*)
『気にならないよ』
と皆言ってくれるけど、視線は麻痺側を捉えているから、やっぱり動きが変で違和感あるんだろうな〜と気付かされてしまい、気を使ってくれているのがわかる。
あいにく、接客業だから見られたくなくても人前に出なきゃならず、本当に奥の奥の方に引っ込んでいたいと心底思う。
マスクをしていた時期もあったけど、暑い時期は苦しくて出来ないのと、マスクをしていた出勤日に頻脈を起こしたのもあって少々トラウマ気味。
それでもすごく嬉しかったのは、去年の退院後からずっと瞬きできず乾燥気味の左目のことを母に話すたび、
『キラキラしてきれいよ』
と言い続けてくれたこと。
初めは、『嘘だね〜』から始まり、
『またまた〜乾燥してるのにそんな訳ないじゃん』
から、『本当に?』に変化していき、
ある日半信半疑で鏡を見てみると、本当にドライアイとは思えない潤い?輝き?でキラキラしていた。
下手な慰めやお世辞よりも、母のひと言がジーンと心に染みて、こんな顔になってしまった親不孝娘の良いところを見つけてくれたんだと、母親の優しさや温かさを改めて感じた。
普段は何でもないフリをしていても、ふとした瞬間に鏡に写った変な顔の自分を捉えた時、胸の奥の方から何とも言えない感情が湧き上がってきて、目から滝のような涙が溢れ、ひっそりと、こっそりと嗚咽しながら泣きじゃくったりもする。
過去のお気に入りの写真を見てしまった時、
『昔はこんなに可愛かったんだね(今に比べればって事です 笑)』
なんて口からポロッと出てしまった時、相棒が言葉にならない『ん〜』だか『グー』だか喉の奥から変な音を出した時は、相棒も『そうだよな』と言えず気を使わせてしまっているんだと、まずいことを口走ってしまった事に反省したりもする。
この先、この顔がどこまで回復するのか、しないのか定かではないけど、治ってきていることを感じなきゃ。
そして、メンタルも鍛えねば。
だって今日明日で顔がよくなる訳じゃないんだから、クヨクヨしていても仕方ないし、こうなってしまった以上、現状を受け入れなければ余計辛くなる。
元通りの顔にばかり思いを馳せていてはダメだ。
顔面麻痺と引き換えに、腫瘍が8割も減って三叉神経痛の痛みから解放されて命拾いした。
そして、2割残っている脳腫瘍も定期検診で何事もない。
仕事にも復帰できた。
車の運転も再開できた。
台所にも立てるようになった。
ご飯も美味しく食べられるようになった。
食べても食べても太らなかった体も丸〜くなった。
(ちょっとコレ、違うんじゃない⁉️)
そして、優しい家族がいる。
胸の奥の方から悲しみや苦しみが込み上げてきたら、また思いっきり泣いてスッキリしよう。
悲観的にならず、前を向いて、プラス思考で生活しよう。
うんうん。それでいい。それがいい。
目の前にある平凡だけど小さな幸せを噛み締めて、来年も日々の変化と我が家の様子をブログで綴っていきます。
いつもお読みいただきありがとうございます。
このブログを読んでくださっている皆様に沢山の幸せが訪れることを願って。
また来年もよろしくお願い致します m(_ _)m