母の気遣い
2018.4.15
今日母に、
『ママのせいで仕事休ませちゃってごめんね。色々ありがとう、疲れたでしょう?』
と言われた。
『大丈夫だよ。』
怪我してても、やっぱりママは母親として私を労(ねぎら)ってくれたり、想ってくれたりしているんだね。
あまりおしゃべりではない母の言葉には重みがあって、私みたいに毎日いつでもペラペラペラペラ喋っているのと訳が違うよな〜。
一緒に住むようになってからかな?
母の気遣いにあまり気付かなくなっていた。
何でもテキパキとこなしていた母が、面倒を見なければならないほど年をとり、母の病院で一日が終わってしまうことや、週に何度も病院に付き添わなければならない週もあったり、仕方ないとわかっちゃいるけど、家事ややりたい事を後回しにしているから結構負担だったりする。
しかも、病院の待ち時間がとても無駄な時間に感じてしまい、家にいれば洗濯できるのに…とか、待ち時間の間に買い物に行ければ用事が早く済むのに…とか、いらぬ事を考えてしまう。
相棒と息子たちにも協力要請を何度もした。
だって私は神様でも仏様でもなく、はたまた強靭な肉体と精神を持っているわけでもなく、本当にただのおばちゃんだから体調の悪い時だってある。
そんな時くらいこの家の住人の誰かが、
『今日は俺が連れてってあげるよ』
と言ってくれればどんなに気持ちが楽になるだろう。
息子たちは勤めているから仕方ないにしても、相棒は自営だから毎日家にいるし、私の話を一番聞いているのに、全くと言って良いほど知らんぷり。
これが逆の立場で、同居しているのが相棒の母なら、私は代わってあげる自信が120%あるから、なおさら胸くそ悪い(言葉遣い悪くてスミマセーン)。
何かの時に、それとなく言ってみたら、
『なんで俺がやらなきゃいけないの?』
とか、
『息子たちがやるなら俺も考える』
みたいな事を言われ、ハラワタが煮えくりかえり、思わずチョップしたくなった。
人の親だと思って ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
それとも、男の人ってこんなもんなの?
で、こんな色んな感情がお腹の底に溜まっていって、いつも母に当たってしまうのだ。
母は好き好んで体調不良になっている訳でもなんでもなく、付き添いをする私の体をいつも気にしてくれているのに…
ほんと、こんな娘でごめんね (>人<;)
せめて、心が落ち着いた時間に母の言動を振り返り、どれだけ周りに気遣ってくれているのかを今一度思い返してみるのが私には必要かもしれないな。
母と暮らすようになって考えるようになったことがある。
高齢化が進む中で、施設に預けたり、私のように同居したり、父が亡くなる前の母のように老老介護をしている人たちが沢山いる現状。
長男が務めているグループホームは認知症の方の施設で、どんなに心を込めて接しても、利用者の方に暴言を吐かれたり、暴力を振るわれそうになったりして、心が折れそうになることがあるようだ。
高齢化が進み、施設が増える一方、そこで働く人たちの大変さを忘れてはならないし、施設に預ければ楽と言うのではなく、自分の代わりに大変な思いをしながら面倒を見てくれている人たちがいるありがたさを頭においておくことも大切なのだと思う。
そして、私のように同居して面倒を見ている場合、同じ屋根の下に家族が住んでいるならば、1人に負担をかけることなく皆で力を合わせてほしい。
数年前の母のように、老老介護といって年老いた夫や妻が、パートナーの面倒を1人で見ている場合は、できる限り子供や孫も力を貸してあげてほしい。
こんな高齢化社会だからこそ、1人でも多くの人たちが協力することによって、面倒を見ている人たちの負担を軽減して高齢者が快適に暮らせる環境を作らなければならないと思う今日この頃です。
夜、長男が自分の部屋で女の子と電話していた。
その女の子の声が大きすぎて(スマホのスピーカー機能を使ってたのかな?)会話が丸聞こえ。
どうやら振られた相手だったようだが、とても楽しそうでこっちまでニヤけてしまった。
ん?この間来てた彼女?
それとも、別の子?
そう言えば、割と頻繁に来ていた彼女は最近来ないな〜…
いかんいかん。息子の会話に聞き耳立てるなんて、なんたる事!
まあ、すぐにその場を立ち去ったが、若いっていいね〜♬
息子たちよ!
早く私に孫を見せておくれ〜 )^o^(
お読みいただきありがとうございます。