心軽やかに
2018.4.21〜2018.4.23
4/21
春の暖かな日差しの中、母と歩いて近所のドラッグストアへ行った。
近所といっても私の足で10分はかかるから、母はその倍はかかるかな?
肋骨にヒビが入ってから、出不精になっている母に、春の景色を見て欲しかったから。
行きは、車椅子を押して川沿いを花を見ながら歩いた。
今まで、気にしていなかった雑草も、こうしてゆっくりと見てみると、案外可愛らしい花を咲かせていたり、色鮮やかなことに気付く。
花器や小さな器に浮かべたら、とても素敵な飾りになりそう。
この間、チューリップを見に行った時もそうだったが、母は花を見ながらなら結構歩けるようだ。
きっと、“歩いている”のを忘れてしまうほど、春の青空と暖かな空気も相まって心地よいのだと思う。
ドラッグストアの中もゆっくりと見ながら気分転換をして、帰りは車椅子に座って家へ戻った。
日光は骨の強化にも繋がるし、こんな散歩?も時には良いかもしれない。
4/23
起床時、左下腹部にチクチクとした痛みが続いた。
小さなナプキンが必要なくらいの不正出血が始まった。
生理を止める治療中なのに…???
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今日は母の通院日。
朝一番の予約だから少し早めに家を出るが、そんなこんなでベッドから起き上がれなかった。
すると、母が起きているか見に来た。
私はこれがすごくイヤだ。
小さな子供じゃないのだから、体調が悪くても、疲れていても、きちんと間に合うように支度はできる。何だか、子供扱いされているような、信用されていないような苛立ちを感じてしまい、体調不良も重なって目覚めが悪かった。
そのまま母の付き添いで病院へ行き、午後から毛染めに出掛けようとしていた間際、私の様子がおかしいからと母が来て、
『怒らないで』と言われた。
だけど、そう簡単に怒りがおさまる訳がない。
この怒りは、積もり積もったものだから。
ネガティブな発言も、いい歳した娘を干渉するところも、心配性も、依存されるところも全てイヤだ。
私が出かけている間、相棒に相談しに来たことを後から聞いた。
相棒は、あまり厄介ごとには関わりたくないたちだから、母にアドバイスは一切しなかったというところが腑に落ちない。親身になってくれれば良いのにと思ってしまう。でも、母と私の仲を取り持っても自分には何の得もなく、何度も相談を持ちかけられるのもイヤなのだ。
だから、母や相棒の言動が鼻についてしまう。
自分の性格や価値観が違う人に対して快くない感情が湧いてしまうのは致し方ないな〜。
それを押し付けてしまうのもどうかと思うが、何度言ってもわかってもらえないので、母へ直してもらいたいことを紙に書いて渡した。
職場でもそうだが、気持ちよくやる気満々で出勤しても毎回愚痴や文句を聞かせにくるスタッフがいて、心を乱されるのが物凄く不快だ。
何度伝えてもわかってもらえず、話を中断して仕事の話に切り替えたりしても、一時的な効果しかない。
父が亡くなった後、仕事に、実家通いに、諸手続きにとヘロヘロになっていき、
『何もやりたくない❗️どこにも行きたくない❗️ゆっくり身体を休めたい❗️』
と心の叫びが始まった。でも、私がやらなければ…と気力を奮い起こしていた矢先、仕事帰りに接触事故に遭ったり、病気が悪化して実家や仕事に行けなくなり、心の叫びに強制的に従わせるが如くの出来事が起こった。
更に病状が悪化して手術入院中に色々考えたのは、自分を大切にしなければならないという事だった。
振り返ると、誰かのために生きている時間の方が長かったかもしれない。
人の気持ちを優先し、イヤなことを引き受け、イヤな話を聞き、あまりにも自分を粗末に扱いすぎてきたかもしれない。
人のためにはなっても、自分のためになっていないのだから。
だから、ネガティブな人、事、物からはできる限り離れたいのだ。
母が少しでも前向きになり、お互いに明るく心地よい日々を過ごせるよう、願ってやまない。
そして、私もネガティブに振り回されないよう気をつけなければ。
心軽やかに…
お読みいただきありがとうございます。