負けるもんか! Emiの聴神経腫瘍・三叉神経痛・顔面神経麻痺の記録

聴神経腫瘍・三叉神経痛・顔面神経麻痺を患い、肋間神経痛・頻脈もある私の備忘録。

お互いの想い

2019.6.19

 

母の退院から日が経つにつれ、自分の仕事のことが気になってくる。

 

昨日、その事を夫に相談し、今朝、母に話した。

 

『自分の生活のこともあるし、仕事もあるから、早く母に元気になってもらいたい』と言う内容。

 

『そうね。』 

 

とすぐにわかってくれた。

 

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頭だけでなく、お尻の痛みも加わってしまった母。

私も3年前に脳腫瘍の摘出後の痛みとふらつき、手術の後遺症で患った顔面神経麻痺を経験してるから、気が滅入ってしまう事もわかる。

 

でも、本当に病は気からで、その人の気持ちひとつで良くも悪くもなると思っている。

 

私もなんだかんだで変わってしまった顔のことで心が病んだし、正直、今だってこの顔が嫌だ。

 

脳腫瘍摘出の後遺症で顔面神経麻痺になり、更に顔面神経麻痺の後遺症で病的共同運動が出て、本来あるはずのない目と口の神経がくっついてしまうというミラクルな事が起きたから、どちらかを動かすともう一方までつられて動いてしまう。

 

会話したり笑えば口が動くので目が細まる。

瞬きすれば口角が上がるし頬がつられて動く。

 

顔の左右の動き方が同じじゃないから、とても不自然な表情になり、本当はその顔を見られたくないから人と会いたくも話したくもない。ひっそりと1人静かに隠れていたい。

 

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だけど見方を変えれば、大手術に耐えて脳腫瘍は小さくなり、恐怖に怯えた三叉神経痛の痛みから解放され、今、ここに生きている。先生やオペスタッフの方々のお陰。

 

そして、

 

毎日お見舞いに通ってくれた夫。

 

娘を心配し、私や夫にかかる医療費・交通費・飲食代の全てを負担してくれて、夫と買い物した食べ物を持たせてくれたり、顔を見にきてくれた母。

 

お見舞いの時に私の顔を見て涙してくれたり、病気平癒のお守りを夫に渡してくれた長男。

 

某アーティストのバックダンサーとしてツアーに参加していたためお見舞いには来られなかったが、LINEでやりとりしてくれた次男。

 

毎日激励の言葉を送ってくれた仕事仲間や学生時代の仲間たち。

 

自宅までお見舞いに来てくれた親友たち。

 

こうして家族や仲間に支えられ、見守られている事を思えば、落ち込んだ姿を見せてなんかいられない。

 

この顔の陰口を叩きたいなら叩けばいい。

笑いたいなら笑えばいい。

 

私はこの顔と死ぬまでつきあわなければならない。

だから、変な顔になったって人と会話する。人前で笑顔を作る。仕事だって行くよ。

 

そう決めて自分の現状を受け入れたら、すごく心が楽になった。

だから、母にも前を向いて欲しい。

 

約十日前に行った鑑定士の先生からの話ももう一度した。

 

〝足腰を鍛えることは絶対必要だよ〟

 

そうしたら、午前中は近所の薬店の店内を、夕方は近所の土手の辺りまで歩いてくれた。

 

母は、本当に私を想ってくれているのがわかる。

痛いところがあっても、娘のことを想い頑張ってくれるんだね。

 

ありがとう。恩に切ります。

 

 

今日は長男のTMS治療日。5回目。

出掛けるまで少しだけ昼寝してたら、

 

『今日は1人で行く』

 

と気遣ってくれた。

 

おばあちゃんのことで頑張ってる母を想ってのことかな?

 

優しい子。ありがとう。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。