ビックリくうたん
2019.10.4〜2019.10.6
10/4
開けていた窓から入ってきた台風の強風で、窓辺に立てかけてあった折りたたみ式犬用の階段が倒れた。
ビックリしたくうたん。
部屋に置いてある筋トレマシーンの細い隙間で震えてた。
ひとりになるのも怖かったらしく、私が工房で仕事中はずっと私が座っている椅子の下にいたし、夕方の散歩に行く頃までビクビクしてた。
こんな時思うのは、人間の子なら言葉で何が倒れたのか説明してあげられるけど、くうたんにはそれが出来ないという事。
だから、階段を倒れない場所に移動して同じ事が起こらないようにする工夫をしたり、防げないものは慣れてもらうようにしている。
例えば、毎日使うドライヤー。
初めのうちは音や風を怖がっていたが、怖いものじゃないという認識が出来ると段々慣れてきて大丈夫になる。
人間と一緒に暮らしていくのは、動物の世界にはないものを知っていくという事なので、できる限りいろんな経験を通して快適な暮らしができるようにしていかなきゃね。
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先日、テレビ通販で母が注文した集音器が届いた。
補聴器との違いは、両耳ではなく片耳の装着で良いということかな。
でもこれ、凄すぎる‼️
いつもより小さい声(普通の声)で話しても聞こえるし、テレビの音量も昔と同じ音量で聞こえてる。
もう、大声で話さなくてもいいんだ〜。
凄く楽〜。
久々にスムーズな会話ができて嬉しかった。
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10/6
朝、集音器を付けてもらって母と町内散歩へ。
久しぶりに小鳥のさえずりが聞こえたみたいで嬉しそうだった。
昔、父の仕事の転勤で数年間青森県にいた時があった。
とても自然豊かな場所で、いろんな鳥が庭に遊びに来ていたらしく、鳥類図鑑と望遠鏡を買ってひとりの時はもちろん、父とも一緒に調べたり見たりしてたくさんの鳥の名前を覚えながら楽しんでいた。
『普通』や『当たり前』すぎて考えることもない五体満足。
歳を取ったり病気や事故が原因で不自由になった時に気づく。
それがどんなに幸せな事なのか。
こうして、今まで耳が遠くて聞こえなかった小鳥のさえずりをまた母と一緒に聞けるようになって、なんだか胸がほわ〜んとあたたかくなった。
最後までお読みいただきありがとうございました。