ニャロとのお別れ
2018.9.27〜2018.9.30
9/27
相棒から長男に入籍の話をした。
『全然、いいっすよ』
と言ってくれた。
次男同様、母親の再婚は複雑だろうな〜。
むしろ、長男の方がその思いは強いかもしれない。
離婚が決まった時に、幼馴染みの友達のお母さん2人に相談に行っていたと後から母2人に聞いた時は胸が痛すぎた。
『親が離婚するかもしれない。どうすればいいのかな?俺にできることはないかな?』とか、
『俺は長男だから、母親と弟を守らなきゃいけないのに、どうやって守ってやればいいんだろう。中学生だからバイトもできないし…』と。
表面上では、父親の行いを非難し私の肩を持ってくれていたけど、本当は家族が離れ離れになるのを一番食い止めたかったんだよね。
当時、朝の歌の練習の時に体調不良を訴え担任から電話がかがってきたので、出勤前の元夫と2人で迎えに行き病院へ連れて行った時の嬉しそうな長男の顔を見て、その胸の内を感じてはいた。
その長男も大人になったんだな〜。ありがとう。
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長男が見つけてきたニャロの里親は飼い猫のいる家族で、そこで1週間生活して大丈夫ならそのまま里親になってもらい、ダメなら私が声を掛けた長男の幼馴染みのお母さんの知り合いに長男が直接会って里親として大丈夫かどうか決める事になった。
ちゃんと育ててくれる人を選びたいとのこと。しっかりと考えていて偉いと思った。ニャロも幸せだね。
まずは、里親候補の方にお願いする前にワクチンを打つからと動物病院まで送迎した。
『それって、飼う人がすればいいんじゃないの?』
『ニャロを飼ってもらうんだから、俺がやるのが筋だろ。』
動物病院でニャロの入った段ボール箱を抱えながら順番待ちをする長男の後ろ姿はどことなく寂しげだった。
でも、動物虐待が叫ばれる昨今、この世界の片隅に小さな命を守ろうとする長男の想いが誇らしかった。
あの日、あの時、長男と長男の友人に見つけてもらったニャロは幸運だったのかもしれない。
そんな事を考えながら、少しでも長男とニャロを応援したくて、近所のペットショップでニャロ用のキャリーバッグを買って、病院から出て来た長男に渡した。
『このキャリーバッグに入れて渡してあげてね。』
9/28
仕事中に軽い頻脈が起きた。
今日は別の階に行かねばならず、全く勝手がわからないのが引き金になったようだ。
術後、仕事復帰してから起こり始めた頻脈は、私に今までと同じ仕事の仕方をするなと警告するかのように起こる。
今までは、嫌でも、わからなくても、副店長だからとスタッフの模範になるよう気持ちを奮い起こして何でもやってきたから。
ひとまず、早打ちしている脈の状態を見ながら、ゆっくり作業をした。
お客様に声を掛けられ接客中、貧血気味になったがなんとか堪えた。
頻脈が起きている時は、呼吸も苦しくなるため、人との会話がしんどい。
何とか接客を終え、その後も大事を見てゆっくりと作業した。
帰宅して数時間経ったがまだ1分間に脈は100回とやや早め。動悸のようなドキドキも感じる。
そしてまた、
《こうなった原因》を考えてみた。
・店の改装後、今まで二箇所だった売り場が三箇所になった。術後、副店長を降りたり出勤時間を大幅にカットしたため、たまの出勤時は店の状況把握が出来ない。
そんな中、時間数の少ないスタッフは時間数の多いスタッフの助っ人としてワークスケジュールを組まれる。
各自、4つの担当靴部門(紳士・婦人・子供・スポーツ)のうち1部門を割り当てられるが、メインスタッフは担当部門の売り場がメイン。
それ以外のスタッフは人数が少ない部門へ行かされることが多い。
ただでさえ出勤日数が少なくて、自分の担当部門の商品位置すらわからない中、他部門なんて更にちんぷんかんぷん ƪ(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)ʃ
入荷処理をするのも商品把握が出来ていないため、ものすごく時間がかかる。それがストレスの引き金になったと思われる。
私が副店長を降りてから、昨年入社の新入社員に仕事を引き継いだが、今の店長もその子もスタッフに対しての細やかな気遣いが出来なさすぎ❗️
シフト作成も適当すぎて、ひとつの部門担当者全員集結❗️なんて日も多々ある。
私が副店長だった時は、体調不良のスタッフをフォローしながらやってきたし、シフト作りをしていた時は、各部門担当者が毎日コンスタントに入るよう考えながら作成していた。
なんて思いながらの仕事もストレスになる…
全ては自分の考え方次第。自分を楽にする思考に切り替えねば。
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明日はニャロとお別れの日。
里親の件で長男を怒らせてから出禁になっている長男の部屋へ、仕事から帰って来る前にこっそりニャロへ会いに行った。とは言え、長男が留守の時は入っていたけど 笑笑
我が家に来てから10日。少しずつ大きくなってきたニャロは、あの日の警戒心は何処へやら、私たちを信頼してくれるようになった。
長男のお腹で寝たり、
首元にピッタリくっついて寝たり、
まるでずっと一緒に暮らしてきた家族みたい。
ニャロ…
家族全員で歓迎してあげられなくてごめんね。
でも、お兄ちゃんも私もニャロと出会えて本当に良かったって思ってる。
久しぶりに感じた、心の奥から湧き上がって来る温かい感情…
可愛くて可愛くてたまらない (≧∇≦)
明日はもう、ニャロがいないなんて…
考えると胸がギュッと痛くなるよ。
9/29
長年、古傷が痛くて出来なかった正座ができるようになったと母が大喜びしていた。
父が入院してから少しずつ痩せたからかな?
良かったね。
入籍時に名字が変わるので、昼過ぎに相棒と印鑑を買いに行った。
今日はニャロとお別れの日だから帰ってすぐ顔を見に行ったら、もう、長男の部屋には居なかった…
トイレも無くなっていて、妙にガランとした部屋…
仕事前に渡しに行ったのかな?
どうか、ニャロを大切に育ててくれる里親と仲良くしてくれる猫の家族でありますように…
ニャロ、ありがとう。幸せになってね。